fc2ブログ
真駒内風良風良日記 

  真駒内風良風良日記 のナビゲーター   トップページ > 2010年05月  

やっと初夏らしく

2010 - 05/31 [Mon] - 11:28

並木 - コピー

朝8時起床。ササキ氏からメール着信。M君から電話があって、11時に妻の車でスタジオへ。今日は仕事じゃなく、妻の履歴書用の写真撮影(もちろんちゃんとスーツを着てね)。快調に撮り終えて帰宅。いい天気だ。

午後、区民図書室で新聞チェックの後、ネット予約本を受け取る。土屋龍司『雪の曙―幕末に散った松前藩士たち』。これってヒダさんがかつて担当していたもので、当時、この本に関してなにか話した気がするけど、うーむ、思いだせない。

帰宅後、4分の1ほど読んだけど面白い。幕末の松前藩の混乱をテーマにするなんて地味だけどユニークじゃないか(でも、異国船がたびたび北方海域に渡航して来たから、松前藩には他藩のような攘夷思想が芽ばえなかった、というのはどうなんだろう)。でも、あれだね、あの頃、もっと興味をもってヒダさんと話していてもよかったはずなのに。ヘンだ。近所のコンビニに煙草を買いに行き、途中、新緑の並木道をパチリ!

懸案の某企画の進行表にとりかかり、なんとかんとか、とりあえず終了(うまくいくかね、まあ、いいや)。ナカノに電話(用件失念。いや、思いだした!ポケットブックのバックナンバーの件だっけ)。I社のM氏のケータイに電話。1時間後、あれこれあって様子見とする。夕方、ハヤカワ君からメールで初校着信。電話で超簡単打ち合わせ。

夜、一人ラーメン(醤油味)を作る(でも、無カンスイの麺でうまい!というのに当たったことはないね、個人的には)。姉より電話がある。いつもの時候の挨拶の後、近況を聞かれたので、元気いっぱい答える(カラ元気だけど)。妻と替わると、なんか長話となる。

スポンサーサイト



ペコポン

2010 - 05/30 [Sun] - 09:27

でこぽん
気がつくと、もう朝10時半。なんとなく体調がすぐれない。朝昼兼用食にパン&コーヒー。思いついてM君に電話。明日、妻の履歴書用の写真を撮ってもらうよう頼んで、快諾をもらう。しばらく横になって漫然と本を読む。

昼、区民図書室でネット予約本『黒澤明という時代』(小林信彦)を受け取る。帰宅後、いっきに読了。久しぶりに読みごたえのある一冊だった。本流とは関係ないけど、巨匠・黒澤明をしても、すべての作品が傑作ではなく、失敗作もあったという当然ながらの真理には実に慰められる(失敗作があってもいいんだぜぃ、という)。でも、これまた本流とは関係ないけど“作家にとって六、七十代はあらゆる意味で、むずかしい時期である。肉体の老化をふくめて、日々、痛感している”なんて一節には身がすくむなあ。

夜7時頃、ナカノから電話。“スギムラッ!ペコポンって食べたことあるか?”“ペコポン!?”“これから届けるぜぃ。酒を呑み終わった後でも食べてくれぃ”。オレは酒を呑み始めたときだったのでドキッ!“呑んでるって、わかるか?”“まあーな!”で、車が到着する。

そして“ペコポン”(昔の遊びに“ポコペン、ポコペン、誰 つっついた”てのがあったけど)じゃなく“デコポン”という果物であると知る。失礼いたしました(奇ッ怪な姿を写真でパチリ!)。ネットでチェックすると、九州、特に熊本産が知られる柑橘類とか。果皮は厚いけれど剥きやすく、果実をつつむ膜が薄く、袋のまま食べられ、種もほとんどない――。妻とタローと食べたら、まったくそうだった。

運動会日和

2010 - 05/29 [Sat] - 12:34

運動会
朝9時起床。なかなかの上天気。ナカノから電話を受ける。昨日の日記に書いた“ガウチョの嘆き”は今読み直してもレベルが高いんじゃないか、とか。日記の面白話(最近、イニシャル表現が多いからな)とかを放談する。いつだって毎日は日記より面白いんだもん。うーむ、週末にふさわしいひとときですね。

TVを見ていたら、今日、札幌市内の6割の小学校で運動会とか。天気もいいし、ぶらぶらと散歩がてら真駒内緑小の運動会を見に行く(ちょうど1年と2年の玉入れをやっていたので、写真をパチリ!)。区民図書室に寄って本日の新聞チェック。帰宅後、取材先一覧改訂版(前のパソコンが壊れたので)の入力作業を仕上げる。

午後、車内誌の刷り上がりが届く。取材先に礼状を書き添えて見本誌とともに投函。もう1軒投函。某企画の追加コピーのために資料を読む。日ハム、ダルビッシュで負ける。

夜、しばらくぶりに台所で“ひとりジンギスカン”。コムロさんから電話。長話になる。

ガウチョの嘆き

2010 - 05/28 [Fri] - 01:04

アリーナ
朝8時起床。オレンジとキウイに齧りついただけで、地下鉄に乗って大通りへ。リーブルなにわを覗いた後、ササキ氏&ハヤカワ君(しばらくぶりで会ったよ)とH新聞1階ブースで打ち合わせ。とってもスムーズに終えて、ササキ氏が行ったことがないとかで、オフィス雲に案内して30分ほど雑談。石山通りのバス停までぶらぶら歩く。やっぱり寒いわな。

そういえば、最近のバス本は、六本木の伝説のレストランと呼ばれた『キャンティ物語』(野地秩嘉)の再読。いつかこんなの書いてみたい、とつくづく思う。というのは(ここで突然ながら、帰りのバスの中からセキスイアイスアリーナをパチリ!とね)――

もう40年前になるけど、みんなが浪人時代に通いつめた喫茶店のマスターを偲んだ追悼集『ガウチョの嘆き―追悼・神成悠太郎 珈琲館どるちゑ1969・1970』という50ページほどの冊子を作ったことがある(制作したのは20年前)。“どるちゑ”はタンゴ喫茶だったから、タイトルはタンゴの名曲から採った。今、思いだした。もうひとつの案は“アディオス・パンパミア(さらば草原よ)”だった。

ナカノ店主も私も(そうさ、真駒内石山堂の秘密の原点はここにあるのさ、うふふ)、そして死んじゃったノザキもユサも寄稿している。私は“グローリィ・トゥ・ドルチエ”という文章を書き(そっか、これが『新選組永倉新八外伝』の原点なのか、とかなんとか言っちゃって)、ナカノ店主は“マスターのあの奇妙な笑いについての一考察”という文章を書いている(すると、これが『変奇館の主人―山口瞳 評伝・書誌』の原点なのか、てなもんやの三度笠だね)。

で、ここからが本題なんだけど。『キャンティ物語』を初めて読んだとき、一軒のレストランの物語を一編のノンフィクションにまとめた力量にスゲー感動した。レストランとか喫茶店(まさにそこは“風”と“俗”のサンクチュアリだ)とか“空間”を題材にした物語って、簡単なようでなかなか難しんだよ(思い出の喫茶店orレストランの文章で、こりゃ、スゲーやというのはなかなかないんもね)。なぜなら、その空間の最大の魅力は、なんたって“空気感”だからね(当時の客にとっても、その物語を読む読者にとっても)。

そして、『ガウチョの嘆き』のことを思いだしてさ。焼酎のごま・麦茶割りを呑みながら、十数年ぶりに『ガウチョの嘆き』を読みだす。うーむ、なんだか、泣けてきたよ。まあ、この冊子は他人に共感してほしいなんて思っていないもんだけど(正直にいうと、誰もそんな力量はなかったなあ)。だから、“あの時代”の“あの空間(の空気感)”をくっきりと甦らせるには、こんなふうに描けば濃厚な物語になるのか、という驚きとともにね――

帰宅後、妻の車に乗って(じゃなかった!乗せてもらって)資料本借り出しのために、山の手図書館、中央図書館、西岡図書館をまわる(そういえば、中央図書館で突然、カウンターから声をかけられて、驚いたまま3秒後にわかったぜぃ。“古本市@発寒”に出店していたホンマさんじゃないか)。夕方4時半、帰宅。郵便受けに不在通知表(たぶん“時の旅人”掲載誌)。明日再配達と電話が来る。

終電で真駒内へ

2010 - 05/27 [Thu] - 17:50

最終便
朝、8時半起床。今日も肌寒くなりそうな天気だ。昼、D社より恒例の書類が届いたが、よくわからないことがあって(最近、書式変更がやたら多い)M君に電話して聞く。M社のS氏から久しぶりの電話。以前提出していた某企画に、やっとゴーサインが出たという朗報(もうボツっちゃたと思っていたよ)。明日、打ち合わせることにする。

午後、ナカノに名刺の件で電話、後半は雑談。南区民図書室まで出かけ、新聞チェックをして、筑摩書房『日本文学全集 月報合本』を借り出す(石川達三がらみで、いいネタ発見。ほんと月報って面白いわい)。

夜7時、地下鉄に乗って大通りへ。リーブルなにわを軽~くチェックした後、H社のY氏と待ち合わせたグランド・ロビーへ。歩いて数分の地階バー(店名失念)へ。酒を呑みながら、話は多岐にわたったけれど、割愛にしておこう。帰り際、道新記者S氏を紹介される。なんやかやで時は流れ、地下鉄の最終便で真駒内へ。終電で帰るなんて、いつ以来のことだろう(で、終電の到着を待つ大通駅プラットホーム風景をパチリ!)。

なにかあったっけ

2010 - 05/26 [Wed] - 13:06

五輪団地
朝8時半起床。今日は進行表を進めるはずだったが、某案内企画のほうを進める。なんだかパソコンにずっと向かっていると、どうも発想がフリーズしてしまうな、と思っていたらベリーグッドなアイデアが浮かぶ。これでいっきに決着しそうな予感だぜぃ。

妻に頼まれて区役所、コンビニに税金等の支払いに。区民図書室に寄った後、思いついて、いつもの真駒内用水脇の緑道を通って百均まで足を延ばし、瞬間接着剤を購入。帰りは区民図書室で本日の新聞チェック。で、このときポケットに入れた千円札をどっかで落としたことに気づいたわけね。アッチャー!きっと緑道あたりだろう。もうあるはずない、これも加齢のせいか、とあきらめる。失意につつまれて見上げると、あゝ五輪団地!(と、写真をパチリ)。

帰宅後、川本三郎『映画を見ればわかること』を寝ころびながら再読。なんというかネタの拾い方が絶妙。で、それを真似してネタ・スクラップ帳をつくる(こんなんで、うまくいくんだろうかね、世の中)。夜、月見蕎麦。

雨が空から降れば

2010 - 05/25 [Tue] - 11:02

南町桜

朝8時半起床。またもや一日雨か。朝昼兼用で清貧の食卓(おかずは納豆、筋子、梅干しほか。なのに、旅先のようにおかわりしているオレって、ヘン?)を済ます。某氏に献本の礼状を書く。昼、M君から電話。土曜日の件は、なにごともなく無事解決とのこと。さっそく取材予定先に連絡して快諾をもらう。

午後、雨のなかを区民図書室へ。本日の新聞チェックをしていると、読売広告賞の授賞発表記事があり、モリトの名前と一緒に“雲”の商号も載っているぜぃ(社会の公器に“雲”って載るのは初めてだよね。こりゃ、慶賀なり)。

帰りは雨のなかをご近所桜見物。で、写真もパチリ!じゃあ、 エドウィン桜改め“江戸院桜”に次いで、今日の桜は植えてあったマンション名を採って“南町桜”と呼ぶことにしよう。ちなみに、わが“ラポール桜”(仮称)は根性なしで、すでに葉桜になっている。

帰宅後、パソコンに向かって、難産の某進行表作業(ナカノ店主、もうちょっと待っててね)。つまり、雑誌の面白さをトークだけで伝えるのって、極めて難しいのではという素朴な疑問が芽ばえてね(もうやるしかないわけで)。夜、この間の幕別でいただいた凍み豆腐を鶏肉のつくねと併せて煮つけにする。

日暮しパソコン

2010 - 05/24 [Mon] - 12:37

朝8時半起床。今日は一日、パソコンに向かって某企画書作業(いつお金になるかわからないままにね)。昼前、先週土曜の件でM君から電話。担当者と直接会うことにしたんだけど、先方の都合つかず。こうなりゃ、時の流れにまかせるしかないね。

昼、好川之範さんから封書着信。以前、電話で聞いていたけど、新潟日報のコピーが同封されている。好川さんは“甘口 辛口”というコーナーに「池波正太郎」というコラムを書いている。そのなかに拙著『子孫が語る永倉新八』にもふれてくれて(まあ、販促だね。ありがとうございました)。もうひとつ、某氏より新著の献本が届く。明日、礼状を書かなくちゃ。

午後もパソコンに向かって作業。快調、とまでは言えないけど、とりあえず完了。長年温めていたプランなので、もしもOKとなれば、実作業は大いに楽しみながらできるはずなんだけどね。途中、H社のY氏から電話があり、今週会うことになる。

夕方、本棚の資料を探していたら、道東ツアー出発前に行方不明になっていた名刺入れが、あっ、あっ、あった!(なんたってソメスサドルだもんね)。なんと、仏壇と椅子の間に落っこちてたのさ。これも仏のご加護か、嬉しい。なくなったものが見つかると、なんだか急に愛おしくなって、馬油を取り出して磨いてしまったよ。

のどかな日曜

2010 - 05/23 [Sun] - 11:30

公園池
朝9時起床。漫然とテレビを観る。なんか、いかにも日曜日の午前中という感じ(いつも日曜日なんだけどね)。昔、日曜になると、オヤジは藤原弘達とか、細川隆元なんて政治評論家のだらけた政治漫談を観ていたけど(あの頃、党三役あたりを“君”付けで呼んだりするのがエライ評論家の証しだった。まあ、のどかな時代の、のどかな日曜だったわけだ)。

午後、少し風が強いけど、上々の天気のなかを南区民図書館に本日の新聞チェックに。うーむ、世間はそれなりに騒がしいや。いつものように帰りにエドウィン・ダン公園横の道を通る。ありふれた風景なんだけど、考えてみると、私はこの公園をじっくり散策したことがない。池があってマガモもいるんだけど、と時間はたっぷりあるので、公園に降りてみる(その池をパチリ!上。ついで、意外と広い園内をパチリ!下)。

帰宅後、パソコンに向かって某企画書作業。すぐに疲れやすくなる体質のために、気分転換しよう、と土方愛『英傑たちの肖像写真』を読み継ぐ。再び某企画書に戻るけど、そのうちにうたた寝している日曜日、か。

午後6時。本日のメーンイベントであるマンションの定期総会。最近、つくづく思うけど、30戸ほど(一部賃貸で、組合員はもっと少ない)のマンションって、その運営は年ごとに困難になる(当然ながら高齢化も年ごとに進むし)。延々3時間、ようやく終了。

帰宅後、麦焼酎のお湯割り、遅い晩飯(山菜、帆立、鶏肉入り)、お風呂(いつもロクが読んでる入浴漫画本“裏稼業スペシャル”を再読しながら)。その合間にBS2で「龍馬伝」再放送を観る。午前零時、布団に入って、開高健『人とこの世界』を読みつづける。良かれ悪かれコピーライターだったことをしみじみ思いださせる“開高節”の世界だ。
広い公園

忘月忘日

2010 - 05/22 [Sat] - 13:27

夕陽木
気がつくと、アレレのレ、で日記を書いてないや。もう1週間も過ぎちまった。でも、どんなことがあったのか(大したことはないことは、間違いないけど)思いだせない。毎晩、麦焼酎のお湯割りは呑んでいたけどね。で、思いだすままに備忘録として書いとこう。

金曜日開催の“モツ煮込みwith行者ニンニクの醤油漬け@ナカノ店酒宴”は延期に――というのは、“無差別級古本市”の打ち上げ宴会が急遽、土曜日開催となって、オレたちゃアラカンに連チャン宴席は辛いよな、と判断したわけさ(ナカノとシュー君は打ち上げに参加したけど、オレは都合がつかず不参加。残念!詳しくは店主日記に登場するはず、たぶん)。作り置きしておいた行者ニンニクの醤油漬け、どーしよう?

月形という町に思いめぐらせながら仕事半分に「監獄ベースボール」と「地の果ての獄」を読む。これが実に面白い。暇つぶしに“古本市”で買った柴田錬三郎「デカダン作家行状記」を読む(錬三郎は、新選組の生みの親だった清河八郎“本名・斎藤元司”の斎藤家に養子で入った)。清河八郎と眠狂四郎、うーむ。土方愛さんから「英傑たちの肖像写真―幕末明治の真実」が贈られる。姪のチグサから「わが非暴力」が届く。南区図書館からさっぽろ文庫「開拓使時代」を借り出す(もう何度目かいな)。

でも、この1週間、某企画と某々企画のためのノートづくりにいそしんでいた。でも、お金にならない作業が、なぜつづくんだろう(と、ベランダから柏ケ丘に沈む夕陽をパチリ)。そういえば、子どもの頃、「夕陽と拳銃」という連続テレビドラマがあったっけ。あれって、檀一雄原作で、大島渚監督だったんじゃないだろうか。

さて、金曜日、北浜の取材原稿は、とりあえずまとめたので校正用にFAXで送信。翌日、電話でOKをもらう。データをM君に送ったので、あとは担当者のチェックを待つばかりだ。どうなることやら。と思っていた土曜日、M君から電話。(大、というより)中問題発生。よっしゃ、この解決は来週にまわそう、と即断する。エライッ!

突然、日高へ

2010 - 05/17 [Mon] - 13:00

ウマ
日曜日、古本市が終わった翌日、つまり、16日夜のこと。急遽、金曜日に開催が決まった“モツ煮込み宴会@ナカノ店”の話を妻としていたら、“その宴席に行者ニンニク(別名キトピロね)があれば、盛り上がるんじゃない”と言われたんだけど――まあね、と思っていたら、妻がさっそく日高の実家に電話。夜も遅かったので、どんな状況が明日早朝に様子を見てくれるとのこと。

で、翌日(つまり、今日17日)、ほんとに早朝。いつも採っている(競走馬の)放牧地の裏山はもう遅いけど、松の木のあるあたりはOKとのこと(あれこれチェックしてくれたらしく、他にもノミネートが)。そこまで綿密に調査してくれたとなると、こりゃ、もう今日行かなくちゃならないでしょう。

午前10時、妻の車に乗って一路日高(今、なんて町名か不明)へ。天気はいいし、フリーライターには君、君、今日はウイークデーだよ、と咎めてくれる会社や組織があるわけでもなく(ちょっと寂しい)。途中、鵡川の“ぽぽんた市場”に寄って、ししゃもの干物&野菜等購入。

途中1kmの渋滞はあったけど、無事到着後、ひと休みして、放牧地の間を抜けて目的地へ(で、行者ニンニク群生の現場写真をパチリ!下)。まあ、大量に押収して、30分で撤収(うーむ、最近、これが多いね)。ついでに馬が近づいてきたので記念写真を撮ってあげたよ(写真上)。家に戻ってしばらく世間話や雑談タイム。午後3時半、札幌にUターン。途中、ナカノ店に寄って、おすそわけ。コーヒーをごちそうになる。帰宅後、電話を1本かけて、H社Y氏から1本着信。うーむ。
アイヌネギ

無差別級だよ、古本市は

2010 - 05/15 [Sat] - 22:37

朝7時起床。上天気だけど、鼻がグスグス。こりゃ風邪かな。今日は“無差別級古本&雑貨市@発寒商店街”開催日なので、9時前、妻の車で中野店へ。ちょっと遅れてナカノも到着。クミコさんに送られて札幌のディープ・サウスから車2台で一路、発寒商店街をめざす(でも、住所を忘れちまって、カーナビも使えず、道に迷ったけど)。

会場に到着すると、世界放浪家フジモト・シューコー君(高校の同級生)は陳列作業中(エライぞ!シュー君)。で、真駒内石山堂もさっそく搬入開始。と、今回、緊急参戦したツユグチさんがすでにいるじゃないか(ほんと!しばらくぶりだ)。さらに盛名轟く書肆吉成のヨシナリさんには、ぜひお会いしたかったので挨拶(学生時代、明学の学祭で詩の朗読会があって、あのときの吉増剛造はカッコ良くてね。でも、“ドラムカン”同人でいえば、私は岡田隆彦がミーハー的に好きだった)。

真駒内石山堂+シュー君堂(仮称)の陳列もすぐに終わり、開店まで時間があり、店番をしとくわ、とシュー君がいってくれたので、ナカノと三人(妻を含めてね)商店街の喫茶店へ。“でもさ、五月晴れの土曜日に、発寒でさ、コーヒー飲むためにこんなふうにぶらり歩いているなんて、不思議な気がするね”と笑って話しながら――こういうのって、いいんじゃない(たぶん)。戻ると、ナベさん夫妻が木下順一著「天使の微笑み」のHPと本のプロモーション・コーナーのために到着している(コーヒーなんて飲んでて、ゴメン!)

開店後、D社OBのUさんが来店していたのにはびっくり! さらにクスミ店主と立ち話(さすが熱心なもんです)。午後、“ジュンキ堂”のキド青年とは初対面だったけど、なかなか面白い感性だったぜぃ(性格がすでに佃煮状態のマコイシ堂に比べても)。と、タカオ(孝行の同級生)夫妻がやって来て、当店の不良在庫になりかけていた“単行本箱”から金森敦子『お葉というモデルがいた―夢二、晴雨、武二が描いた女』(晶文社)を押し売りする(でも、興味津々のモデルだよね。少女趣味作家とSM画家と日本洋画壇の重鎮のモデルだよ)。タカオ先生、いつもの壮大なスケールの分析、お願いします。

元D社Uさんがナカジマ先生の講演を聞いた後、再び来店。とても話が面白くて、2000円払ってもいいくらいだったとのこと。オレもナカノも今、そんな政治的な悩みはないしなあ、と商売に専念していた(立ってただけどね)。で、あれやこれやあって、いよいよ感動のフィナーレ!ナカノと“撤収は30秒以内で、が軍人の美学だ”なんて言い合っていたら、どうやら跡片づけがあるらしいことがわかる。と、フジモト君が“オレが真駒内石山堂を代表してやっておくよ”とひと言(エライぞ!シュー君)。

帰り、伏見の坂の途中の喫茶店(オーディオ設備で有名とか、店名は失念ね)でナカノとお茶する。アラカンには一日立っているのは疲れるね(座っていたくせに、と批判されそうだけど)と慰め合う。売上金は、発寒商店街“東家”で昼に二人で食べた蕎麦代(さすが“東家”の味は安定感してるよ。おいしかったです)に支払い、残金はナカノ店主の高度な政治的判断で、真駒石堂若妻会(僕等二人の奥さんね)に“二人でランチを楽しみなさい”と渡すことに――。こうして、発寒商店街の春風に追われるように、ディープ・サウスの真駒内に帰還。

よっしゃ、次は来週金曜。幻の久米仙&モツ(by自衛隊裏の幻のM精肉店)煮込み宴会@ナカノ店だ。フジモト様(写真データの送信ありがとうございました)、タカオ様(お勧め本のご購入ありがとうございました)、宴題は“「みつばちマーヤ」の明日を考える”だぜぃ。

写真は上から、店頭風景/真駒内石山堂のPOP(POP design by MLB COMPANY)/古本探索中のUさんの後ろ姿でありました。





春はどこやら

2010 - 05/12 [Wed] - 13:16

朝9時半起床。ひと休みしたあと、松前藩の正史「北門史綱」のコピーを取り出す。昨夜、道東から帰って来たら、ヨシカワさんからFAX着信。箱館戦争に参加していた某人物をチェックしてほしいという依頼だ。これがなかなか見つからず、ヨシカワさんに電話する。

昼、ブレッド&シチュー。午後2時、区民図書室に行き、本の返却とネット予約本「はるかな本、遠い絵」(川本三郎)を受け取る(これは、この間までナカノが借り出していたやつなのさ)。本日の新聞チェックをしてから、バスに乗って街へ。大通公園を歩いていたらナカノから電話。今日、小樽配達に行って買い求めた海老&張碓の豆腐を家に届けておくぜぃ、とのこと。あんがとさん!約束の時間まで余裕があったので、オフィスKに寄って雑談。

午後4時、道庁そばのI社(引っ越したばかりで入居ビルがわからず、あせったよ)に向かい、打ち合わせを2件。1時間半ほどで終了。札幌駅北口の居酒屋で国稀を一献かたむける。今日も寒い一日で、ほろ酔いながら地下鉄に乗って真駒内に帰る。


なんと、あと3日後だぜぃ
●無差別級古本市&雑貨@発寒商店街
時間:5月15日(土)午前11時~午後5時
会場:西区発寒5-4(札樽葬儀社向かい)
※地下鉄東西線「発寒南」駅下車。
JR「発寒中央」駅方向へぶらり徒歩8分

1泊2日1000キロ

2010 - 05/11 [Tue] - 10:17

10日。なんだか眠りが浅く、午前6時起床。おにぎり1個だけ食べる。8時、M君到着。さて、一路オホーツクをめざして高速に入る。この日のためにM君が用意してくれたCDは浅川マキ(“かもめ”を聞いていると、仕事がしたくなくなるね、と中断)と荒木一郎(とってもヘタクソ・ゴージャスだ)。車中、馬鹿話が炸裂して快走。正面にうっすらと見えるのは旭岳連峰かいな。

旭川・比布・遠軽と走りつづけて、北浜に着いたのが午後2時。予定通りじゃないか(でも、ひどく寒い。“オレたちはオホーツクをなめていたんじゃないか”とM君)。で、やっと遅れた昼食にカニラーメン(じゃあ、写真ね)。食べ終わって、春遠く厳しい母のようなオホーツクからの風に震える。ついでにホームから写真もパチリとね。
ラーメン
北浜
寒い!寒い!を連発して、川湯温泉に向かうために小清水をめざす。時間はたっぷりあったので、ここの道の駅に寄ろうとなったけど、残念ながらの定休日(写真)。じゃあ、川湯の部屋呑み用焼酎を買っていこうとなって、隣の酒屋へ。ほとんど期待はなかったけど、なんと国稀酒造の焼酎“泰助”(だっけ)を発見。いい旅だぜぃ。
小清水
で、小清水の市街を抜けて、川湯温泉へ。となるはずだったんだけど、道に迷って行ったり来たり。こりゃ、オホーツクを甘く見ていた祟りじゃないか、と言い合う。なんとかたどり着いたのは夕方5時。さっそく温泉に入ってオホーツクの寒さを魔よけする。いい湯だ、いい湯だ。と“泰助”を試飲。6時半から夕食。終わって、部屋で本格的な“泰助”タイム(でも、ほとんどはオレがグビグビとね)。翌11日朝6時起床。朝ごはんを食べて(オレはいつもの旅のように2膳ね)川湯の静かな一夜は終わったのさ(で、チェックアウトして旅館から出てきたM君をパチリ)。
川湯
ここから南下して釧路へ入る。昼前、1件用事を片づけて、竹老園東家総本店で蕎麦(M君おすすめのごま油入りのやつが目的だったんだけど)の予定がなんと定休日。で、幣舞橋そばの“まるひら”へ。ここがよかった。これぞ、釧路ラーメンという味を私は初めて体験した(のれんを記念写真)。ついでに橋のたもとにある釧路新聞社を復元した名所見物。別に啄木を偲んだわけじゃなく、「私本新聞記者五十年」を著した森川勇作さんに敬意を表してね。
釧路
さらに太平洋沿いの町村を突き抜けて忠類村へ(と思い込んでいたら、町村合併で、幕別町忠類なんだってね)。ここでも用事を1件を実にフレンドリーに片づけて、いっきに北上。中札内から高速に入り、夕張を抜けて、いとしのマックスじゃなく、いとしの札幌の街の灯りをめざす。夜7時、高速を出るところで“昨日から1000キロ走ってますよ”とM君。ごくろうさん!でも、オレって運転免許持ってないからなあ。


“アダノンキ”を検索すると、
もっと詳しい情報が載っています。
●無差別級古本市&雑貨@発寒商店街
時間:5月15日(土)午前11時~午後5時
会場:西区発寒5-4(札樽葬儀社向かい)
※地下鉄東西線「発寒南」駅下車。
JR「発寒中央」駅方向へぶらり徒歩8分

エドウィン桜は、こんなもん

2010 - 05/09 [Sun] - 21:38

江戸桜

朝9時半起床。今日の予定は、と思い浮かべるけど、なにかあるわけでもなしの週末。朝昼兼用で昨夜のちゃんこ鍋の残りを食べた後、南区民図書室へ。エドウィン・ダン公園を通ると、おっと、ここの桜は満開じゃないか。花見もやってるよ(じゃあ、と写真をパチリ)。

帰宅後、日ハムvs楽天@函館戦をテレビで見ながら、M教委宛の取材の件の手紙を仕上げる。近所のコンビニで投函。ついでにK事務所に車内誌5月号も投函。再び試合を観戦。高橋はエライ!決勝満塁ホームラン!これで3連勝!!D社のT氏からメール着信、よくわからないのでM君に電話で確認する。

夜はマダムdeナカノ特製ベーコン(クミコさん、おいしゅうございました。まるで清貧の食卓で華やぐ一輪のカーネーションのようでありました)を使ったスパゲティ。そういえば、店主日記に“無差別級古本市”の告知が掲載されてないのが気になる。ひとつ、頼むぜぃ(一介の広告屋として言えば、ヒットラー「わが闘争」にあるように、限りない独占をめざして繰り返して広告することが、なんたって肝心なんだからね)。
明日、明後日は“懐かしき昭和”を求めて網走・釧路・帯広へ二人旅。あばよ。

会場は元仏具店。線香の名残漂う癒しの空間で本選びを。
向かいは札樽葬儀社。なにかと便利な環境になってます。

●無差別級古本市&雑貨@発寒商店街

時間:5月15日(土)午前11時~午後5時
会場:西区発寒5-4(札樽葬儀社向かい)
※地下鉄東西線「発寒南」駅下車。
JR「発寒中央」駅方向へぶらり徒歩8分

会場は矢島美容室じゃなくて、みなみ美容室の隣であります。

ご近所桜は、まだこんなもん

2010 - 05/08 [Sat] - 12:07

桜

昼前、昨日不在だった北浜のF氏に取材の件で電話、OKをいただく。M君に電話で知らせる。これで準備オッケー!次いでナカノに電話。古本市の準備は来週水曜から、と予定していたけど、お互いに都合が悪くなって、木曜・金曜の短期集中準備方式でやることに(いつものことだけど。ヨッシャ、木曜夜は“幻の久米仙”を呑みながらやろうか)。大丈夫かね。

このあいだお見舞いに伺ったS氏から封書着信(当然、奥さんが書いたもの)。あの後、奥さんは「子孫が語る永倉新八」のあとがきをS氏に読んであげたという。“利郎さん(私の父)の悔しさ”についてふれたところでは“涙顔になって聞き入っていました”とあり、私もジーンとしてしまった。父は新聞記者だったこともあり、新八の評伝を書き残したい、と晩年は痛々しいほど熱烈に願っていた。その“あとがき”とは、こんな一節だ。

父が晩年、新八に関して書き置いた大学ノートの覚書を、これまでたびたび引用してきた。その最後のほうに「留意」とタイトルが付いた一文がある。
「以上のペン書きは、私が記したものであるが、高血圧症の病院生活を転々としているうちに書いたものだけに、筆者自身が一読、といっても、一読しがたい文字の羅列では、到底判読できないが。ただ、永倉新八を中核として見た明治維新史を、できるだけ書き残された書き物を中心に何か書きつづけたい、と念願したのは事実である。しかし、筆を持っていない身になってからこの念願は果たし得なかった。もっと筆の立つ間に史記すべきであった、とつくづく無念に思う」
 と病床で書いた元新聞記者はこんなふうにつづける。
「また、だが、後世の誰かが、この志をつづける者があったら、望外の喜びとする。なお、私も余生を集めて、集大成としたいとも念願はしているが――」
 父はこの八年後に他界した。“後世の誰か”となった私としては、その役割をとりあえず果たしたと考えたい。“望外の喜びとする”と誉めてもらえるかどうか、わからないけれど。

午後、テレビで日ハムvs楽天@函館を見る。延長10回サヨナラ勝ち!イナバ、エライぞ。夜、若の花のちゃんこ屋破産を記念して、久しぶりにちゃんこ鍋を作る。龍馬暗殺の番組を焼酎のお湯割りを呑みながら見る。



偏奇館パワーと新八魂、炸裂(か?)

●無差別級古本市&雑貨@発寒商店街

時間:5月15日(土)午前11時~午後5時
会場:西区発寒5-4(札樽葬儀社向かい)
※地下鉄東西線「発寒南」駅下車。
JR「発寒中央」駅方向へぶらり徒歩8分

会場手前の美容室から発寒商店街遠望。

発寒ドライブ

2010 - 05/07 [Fri] - 11:52

昼前、ナカノに電話。本日のスケジュールを軽~く打ち合わせ。妻は医療費払い戻しの件で札幌南税務署へ。朝昼兼用食はおにぎり、とろろ昆布、キウイ・ヨーグルトの清貧の食卓。

午後1時半、ナカノ店主が到着。車に同乗して“アダノンキ”に向かう。2時すぎ、コーヒーを飲みながらアダノンキが参加した“一箱古本市”の話を聞き、今度(下記参照)開催される“無差別級古本市”についてあれこれ聞く。概要はメールが転送されて、おおまかにはわかっていたけど、なんでもご多分にもれず、発寒商店街も寂しくなって、“1日だけでもシャッターを開けよう”というスローガンのもと、北大の中島岳志さんの発案によるもの。で、真駒内石山堂も参加となったわけ(真駒内も寂しいけどね)。

その後、一応下見を兼ねて発寒までドライビング。これがさ、正直言って、“商店街”というほどの賑わいがないんだけど。まあ、いいや(オレのせいではないけど、考え込んでしまうけどね)。今回は急遽決定したイベント(ライブとかもやるらしい)なので、気楽にいこう、と店主と話し合う。円山の古本屋“らくだや”をチェックして真駒内へ。

帰宅後、車中で“唐十郎率いる状況劇場の「四角いジャングルに歌う」ってLPがうちにあるはず”と話したのを思い出して探したけど見つからず、その代わりに演劇センター68/71「ショーボート昭和」なんてLPが見つかる。ナカノに電話したら“それも貴重じゃないか”。

夕方、M君より電話。D社T氏よりのメールを受けて、北浜の取材先に電話。でも、結局不在で明日、再度かけ直すことになる。うーむ。I社のM氏よりメール、来週会うことになる。夜、M町教委に撮影の申請書を書く予定だったけど、TVで中村勘三郎のドキュメンタリーを見ていたら、面白くて焼酎のお湯割りを呑んじゃいました。
 
真駒内石山堂も参戦決定!!
●無差別級古本市@発寒商店街
5月15日(土)午前11時~午後5時
西区発寒5-4(札樽葬儀社向かい)
※地下鉄東西線「発寒南」駅下車。
JR「発寒中央」駅方向へぶらり徒歩8分
発寒
2台目の車が停まっている店舗が会場。ぜひ、ひやかしに来てね

GW明け

2010 - 05/06 [Thu] - 10:11

朝9時起床。妻は所用があって入れ違うように外出。M君に電話。GW明けなので、スケジュールの簡単な確認。作りおきのおかずで朝ごはんを済ます。昼前、近所のコンビニでノザキの一周忌法要に出席のはがきを投函する。そのままバスに乗って大通11丁目まで。

ぶらりと歩きながら国民年金事務所(これって、正しい名称じゃないね、きっと)へ。またもや風が強く冷たい日だ。事務所は待ち時間も少なく、質問もテキパキと教えてくれて納得(来て、ほんと、よかったぜぃ)。用事も済んで、昭和ビル地階の立ち蕎麦“ながら”で野菜天そば(前にも書いたけど、ここの親会社が地下街の蕎麦屋さんで、天麩羅はそこ揚げたてを定期的に運んでくる。出来合いじゃないから、うまいのさ。私のお勧め一品だよ)。カウンター内のおばちゃんはGWの話で盛り上がり、“あとは働くだけさ”とか。そうだね。

Mに電話をすると、珍しく在席していたので、オフィス打ち合わせコーナーで雑談。リーブルなにわを軽~くチェックして地下鉄で春まだきの真駒内へ。夜、お風呂に入ってからナカノに古本市の件で電話。明日、一緒にアダノンキに話を聞きに行くことに。布団のなかで笠井嗣夫「映画の歓び」の“望郷”の章を再読。

ヤー・チャイカ

2010 - 05/05 [Wed] - 09:50

かつて狸小路10丁目に“チャイカ”という呑み屋があって、私の20代後半、夜ごと呑んでいた。その頃、私がツケのきく唯一の店だったからね(ほんと多士済々の梁山泊だった。ノザキとか、トクラさんとか、セキグチさんとか、酔いどれ詩人のアオキ君、そして結婚前の妻とかね。でも、今でも元気に呑んでいるのは、トクラさんとわが夫婦くらいになっちゃって。ほかは天国で宴のまっさかりだ)。そのチャイカのマスターが自宅療養中とは、ずっと以前から聞いていた。

その話はたびたび出て、昨夜の姉との宴席でも出た(というのは、マスターの奥さんと姉は、同じ役所に勤めていたし、私の“外伝”の出版パーティにはマスターも来てくれたし)、昼すぎ、お見舞いに行こうと妻とともに西区西野をめざす。けど、案の定(このあたりの住所表示は、実にわかりにくい)マスターのS氏の家が判然とせず、車を降りて探し、ようやく発見する。

が、ちょっと驚いたことに、奥さんしかいなくて、S氏は現在入院中とのこと。その病院は近所なので、と車で先導して案内してくれる。奥さんから、体重がだいぶ減ったので、昔の面影はないかもと言われる。病室に着くと処置中だったのでしばらく待って、5分ほどでS氏(昔ながら、マスター!と今でも呼ぶけど)と対面。痩せたけど、昔のままじゃないか。上梓してから1年遅れで拙著「子孫が語る永倉新八」を贈呈する。

でも、マスターは話をとぎれとぎれにしか理解できないし、なんせ声を出すことができない。思い出話やわけのわからないことを奥さんともども話しつづけるしかなくてさ(奥さんによると、あんな店をまたやりたいなあ、って言ってたとか)。やろうぜぃ!オープンには、オレとトクラさんは絶対駆けつけるよ(ノザキがいればなあ)!帰り際、オレはマスターと力強く握手する。妻も“私の元気も分けてあげる”と握手。(帰りの車中、二人とも黙りがちだったけどね)。

あの頃、ソ連の女性宇宙飛行士・テレシコワは飛行中に地球にメッセージを送ったことがあって。ヤー・チャイカ!(私はカモメ!)とね。その一言はシンプルで、美しいと思っていたんだけど……がんばれ!マスター(大丈夫よ!と妻は言ってたけどね。その言葉、信じよう)。

GWは過ぎゆく

2010 - 05/04 [Tue] - 11:53



昼、区民図書室まで散歩。本日の新聞チェック。GW期間中だけあって、どの新聞も低調だね。コンビニで煙草を買って、エドウィン・ダン公園を横切ってぶらりと帰宅する。

午後、中村稔「私の昭和史・戦後篇」(下)の半分まで読み進む。正直、面白いのか、つまんないのか、わからない(詩人たちの話、弁護士の話、時代背景と渾然としていて、ノザキはそれが面白かったんだろうか。法学部だったしな)。でも、神田すずらん通りの喫茶店「ミロンガ」「ラドリオ」は当初、島木健作の実兄が経営していたということを初めて知った(記念に写真をパチリ)。

夕方5時すぎ、妻と地下鉄で真駒内からすすきのへ。旧ロビンソン7階“一心”へ。姉夫婦とGWの宴。これは以前“GWはなんの予定もないの?”と姉から聞かれ、“もちろん!”という元気のいい答えから、じゃあ、と開催が決まったのが今夜の宴席。

刺身盛り合わせ、串焼き盛り合わせ、ブリのかま焼き等酒はしばらくぶりに“一の蔵”。話題は、人間はいつか死んじゃうんだから、会いたいと思ったら会っておくべき、という明るいんだか、暗いんだかわからない人生哲学について。ちなみにこの宴席の建物の一角が、新選組隊士だった前野五郎が“貸座敷業”で荒稼ぎしていた場所だ。

で、姉がこのあいだ、ここに呑みに行ったのよ、と見せてくれた名刺が“桜チョップス”。ありゃ、ここってナカノ養蜂園の蜂蜜をメニューに使っているとじゃなかったっけ(一度、ナカノに連れていってもらった)大いに盛り上がって9時散会。帰りに5階の紳士洋品店でシャツを買ってくれる(突然、なぜなんだろう。でも、笑いながら受け取る私)。

10時前、帰宅すると、ナカノから電話。なんでも古本とビールの“アダノンキ”からメールがあり、5月15日(土曜)に発寒の商店街(のきっと路上)で“一箱古本市(らしきもの)”を開催するので、真駒内石山堂も参加しないか、と打診があったとか。どーする?(と店主は聞くけど、やろうぜぃ、と考えていることはすぐに理解したよ)よっしゃ!一丁、やったるか!詳細は近日、日記にて公開!

連休半ば

2010 - 05/03 [Mon] - 13:36

用水路

GW半ば、今年はなにもすることなしだね。まずは2日の日曜(まあ、私の場合、毎日が日曜だけど)。朝、M君に電話。青森に一時帰郷しているはずなのに、じつは帰郷は中止になったとのこと。“いま、ハイジ牧場に向かって車を運転中”とのこと。なーんだ。

昼前、ふと思いついて、昨日、図書館で途中まで読んだ阿久悠「銀幕座二階最前列」を借り出して、家でつづきを読むことに(借りに行く途中、真駒内川用水路をパチリ)。あまりうまい小説とは思わないけど、M大学やら聖橋、錦華公園などお茶の水界隈が頻繁に登場する。阿久悠は私の13歳年上になるのか。

妻のメールに友人から着信があり、モデルの某が新選組で一番好きなのは永倉新八、と言ったとか、言わないとか、とスポーツ新聞に載ってたとか。おゝ、そうかい。

ついで3日、憲法記念日。いい天気だ。ベランダで煙草をくゆらせる。気持ちいい季節に、やっとなった。昼前、長男の自転車を借りて、真駒内・豊平河河川敷を通って図書館へ。快適だ!と思ったのも行きだけ。帰りは強い向かい風、半分くらい自転車を押して歩く。途中、ナカノが言っていたM肉店(さまざまな部位のホルモンを扱っている有名店だとか)発見。

帰宅後、本棚から偶然にも取り出したのが中村稔「私の昭和史・戦後篇(上・下)」。昨年春、ノザキを見舞いに函館まで行って、病院で受け取った。オレは文庫本全5冊「“坊っちゃん”の時代」(関川夏央+谷口ジロー)を持参したんだけど。渡されるとき、“これ、スゴイ面白いんだ”と言われたけど、手つかずになっていた。で、こんな機会だから、ノザキはなにが面白かったんだろうと思いつつ読みだす。夜、海老ピラフ(冷凍もんだけどね)。

春風駘蕩

2010 - 05/01 [Sat] - 13:48

一膳

今日は、実に春という日和だった。昼前、区民図書室にいかにも散歩という感じで出かける。窓際に腰かけて阿久悠「銀幕座二階最前列」を3分の1ほど読む。学生時代を中心とした半自叙伝。なかなかに面白い。今度来たとき、つづきを読もう。

帰宅してカップ麺(ふだんカップ麺は口にしない。断然コンビニの茹で蕎麦派なんだけど、義兄に段ボール箱入りでもらったので)。これがバカにできないうまさで、ちょっと驚く。午後3時からテレビで日ハムvs西武戦。ダルビッシュ快勝。で、最後の1球を投げ終えたところで、ナカノから電話(グッタイミング!)。

10分後、ナカノがうちに到着。車に同乗して真駒内駅へ。今夜はナベさん夫妻を招いて真駒内の満開の桜を愛ずる会、というのはウソで、川崎彰彦にのめり込んでいるナカノが函館調査の際、絵里子さんにあれこれお世話になったので、その返礼の儀を取り行おうというもの。駅に到着した二人を乗せて、ナカノ店から徒歩30秒、芸森通りの星ケ岡茶寮と称される“一膳”へ。気分は北大路魯山人。

ビールから芋焼酎(芋焼酎の蕎麦湯割りは、石山東の海原雄山ことナカノ店主のおすすめ)に移る(絵里子さんはずっとウーロン茶)。食べものもあれこれ登場して、最後はもちろん蕎麦で〆る。話題は当然ながら故木下順一氏のことや現在公開中のHP“天使の微笑み”のこと等々。あがた森魚とも親交があったなんて(ここで写真をパチリ!撮影はナカノ店主)。

で、ナカノが最後はコーヒー、と言うので、店を出て徒歩30秒、石山東の喫茶ポエムことでナカノ店へ。店主自慢のジャーマンコーヒーを飲む(ナベさんはほとんど寝てたな)。ここでの話題沸騰は“年金”の話。たぶん11時、タクシーを呼び、私は途中で降ろしてもらい、絵里子さんに中野朗著「変奇館の主人―山口瞳 評伝・書誌」を贈呈する。“天使の微笑み”がんばってくれぃ。

 | HOME | 

プロフィール

石山堂 番頭

Author:石山堂 番頭

番頭ブログ

立ち食い蕎麦メンシュラン 【北海道麺々録】
↓↓↓ 画像をクリック ↓↓↓

立ち食い蕎麦メンシュラン 北海道麺々録

番頭の著書

子孫が語る 永倉新八

新選組 永倉新八外伝

新選組 永倉新八のひ孫がつくった本

最新記事

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード